正常眼圧緑内障とは、正常な眼圧にもかかわらず視神経が死滅していく症状のことです。
ふつう正常眼圧は、10〜21mmHgとされています。
ただしこれは、当てにならないものです。眼圧が高いかどうかのラインは、それぞれ個人によって異なるのです。これを正常眼圧にたいして、
健常眼圧といいます。
視神経が強い人は、少々のことでは視神経が傷害されません。これを高眼圧症といいます。反対に視神経が弱い人は、ちょっとした眼圧でも視神経が傷害され、正常眼圧緑内障となるのです。
正常眼圧緑内障は、原因の不明な「
原発緑内障」の一種です。これは全体の9割に相当します。原発緑内障は、さらに「開放隅角緑内障」と「閉塞隅角緑内障」にわかれます。正常眼圧緑内障は、このうち
開放隅角緑内障のひとつです。つまり、房水の排出口が閉じていないので、急性症状はなく、慢性的に進行していきます。
このように正常眼圧緑内障は、いくつかに分割していってたどり着くわけですが、それでも
緑内障患者全体の約7割に相当します。ほとんどが正常眼圧にもかかわらず、緑内障になっているのです。
そのため従来のように眼圧検査だけでは、緑内障かどうかの判定はできません。眼底検査なども必須になります。
視神経が弱くなる理由は、その周辺の血流傷害から、新陳代謝がとどこおることが考えられます。そのほか老化により、その周辺の組織が萎縮するためとも考えられます。
正常眼圧緑内障は、遺伝要素が強いといわれています。
身内に緑内障の人がいると、正常眼圧緑内障になりやすいわけです。そのほか強度の近視の人は、正常眼圧緑内障になりやすいともいわれています。
ただし
普段から目のメンテナンスをしている人は、緑内障を未然に防ぐことができます。ポイントは以下の2点につきます。
・目の血行をよくする
・ルテインを摂っている
目を使ったら、強いまばたきや目のツボ指圧によって、目の血行をその場で回復させるようにすれば、視神経付近の血行不良を予防できます。
ルイテンは緑黄色野菜に多く含まれている、抗酸化物質。
これは眼球内のいたるところに蓄えらえれています。網膜や視神経乳頭部にも、とうぜん貯蔵されています。ルテインは視神経の血行をよくすると思われますから、つねに野菜を食べていると、緑内障にかかりづらいといえます。ルテインは、あらゆる眼病を予防することで有名です。