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  • 2010.03.19 Friday
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正常眼圧緑内障とは?

 正常眼圧緑内障とは、正常な眼圧にもかかわらず視神経が死滅していく症状のことです。

ふつう正常眼圧は、10〜21mmHgとされています。
ただしこれは、当てにならないものです。眼圧が高いかどうかのラインは、それぞれ個人によって異なるのです。これを正常眼圧にたいして、健常眼圧といいます。

視神経が強い人は、少々のことでは視神経が傷害されません。これを高眼圧症といいます。反対に視神経が弱い人は、ちょっとした眼圧でも視神経が傷害され、正常眼圧緑内障となるのです。

正常眼圧緑内障は、原因の不明な「原発緑内障」の一種です。これは全体の9割に相当します。原発緑内障は、さらに「開放隅角緑内障」と「閉塞隅角緑内障」にわかれます。正常眼圧緑内障は、このうち開放隅角緑内障のひとつです。つまり、房水の排出口が閉じていないので、急性症状はなく、慢性的に進行していきます。

このように正常眼圧緑内障は、いくつかに分割していってたどり着くわけですが、それでも緑内障患者全体の約7割に相当します。ほとんどが正常眼圧にもかかわらず、緑内障になっているのです。

そのため従来のように眼圧検査だけでは、緑内障かどうかの判定はできません。眼底検査なども必須になります。

視神経が弱くなる理由は、その周辺の血流傷害から、新陳代謝がとどこおることが考えられます。そのほか老化により、その周辺の組織が萎縮するためとも考えられます。

正常眼圧緑内障は、遺伝要素が強いといわれています。
身内に緑内障の人がいると、正常眼圧緑内障になりやすいわけです。そのほか強度の近視の人は、正常眼圧緑内障になりやすいともいわれています。

ただし普段から目のメンテナンスをしている人は、緑内障を未然に防ぐことができます。ポイントは以下の2点につきます。

・目の血行をよくする
・ルテインを摂っている

目を使ったら、強いまばたきや目のツボ指圧によって、目の血行をその場で回復させるようにすれば、視神経付近の血行不良を予防できます。

ルイテンは緑黄色野菜に多く含まれている、抗酸化物質。
これは眼球内のいたるところに蓄えらえれています。網膜や視神経乳頭部にも、とうぜん貯蔵されています。ルテインは視神経の血行をよくすると思われますから、つねに野菜を食べていると、緑内障にかかりづらいといえます。ルテインは、あらゆる眼病を予防することで有名です。

緑内障と自覚症状

 緑内障は、自覚症状にとぼしい眼病です。
もちろん緑内障には、急性緑内障といって、とても危険な症状もあります。しかし、これはほんのわずかです。

緑内障の9割は、原因がわからない「原発緑内障」です。
そのなかの「開放隅角緑内障」は、隅角が開いているため、急性症状はなく、慢性的に進行していきます。房水の排出口から、きちんと房水が排出されていくからです。

房水の排出口に目詰まりがある場合でも、まったく房水が出ないわけではありません。多少は排出されていくので、急性症状は起こらないのです。このことが逆に、緑内障の症状を気づかなくさせるのです。気づいたときには、取り返しがつかないほど、末期にきているわけです。

40歳以上の20人に1人は、緑内障にかかっているといわれています。しかし、そのうち約8割の人は、自分が緑内障であるとは気づきません。

開放隅角緑内障には、前述したような排出口の目詰まり以外に、「正常眼圧緑内障」というものがあります。じつは、こちらのほうが多くなっています。緑内障全体でいうと、約7割です。

一般的に緑内障とは眼圧が高い目の病気と思われていますが、そうではないわけです。緑内障患者の約7割の人は、正常な眼圧にもかかわらず、緑内障になっているわけです。

緑内障では視野が欠けていきますが、これは神経線維が死滅するからです。神経線維には余裕があり、その5割が死滅しても自覚症状がないといわれています。そのため気づいたときには、末期にきているのです。

人間は両目で見ていると両眼視機能が働き、片目の不具合、見づらさを修正してしまいます。両目で見ている映像は本来、少しずれています。それをひとつの映像として認識できるのは、脳の両眼視機能のおかげなのです。これは脳の機能なのです。この両眼視機能によって、片目に視野の欠けがあったとしても、それを脳が修正してしまうわけです。

緑内障による視野の欠けを早期発見するには、たまに片目になって見ることです。視野の欠けは中心視野のやや上か、鼻側から始まるものです。そこで、この2箇所をつねに注意しましょう。そのあとに、耳側が欠けていくという順序になります。中心視野、つまり視野の中心部は、一番最後まで残ります。ここは大事なところなので、視神経が強くできているのです。そのため緑内障の末期患者の見えかたは、小さな筒をのぞいたような感じになります。

緑内障は、急性症状をのぞいては自覚症状にとぼしい目の病気。
早期発見するために、たまに片目で見る習慣をつけましょう。これは、緑内障以外の目の病気を発見することにも役立ちます。

緑内障とは?

 緑内障とは、視野が欠けたり、狭くなる目の病気です。

なぜ視野に異常が出るのかというと、神経線維が死滅するからです。眼圧が高いと、視神経が障害されます。眼底にある視神経乳頭という視神経の出口の部分が、高い眼圧によって押しつぶされるため、神経繊維が死滅するのです。

ところが緑内障の大半は、正常な眼圧にもかかわらず視神経が死滅する「正常眼圧緑内障」。これはその名のごとく、眼圧は正常なのに、視神経が傷害されます。

おそらく視神経の血流障害により、新陳代謝がとどこおり、少しの眼圧であっても傷害されるようになるのです。

緑内障には原因のわからない「原発緑内障」、他の病気が原因となる「続発緑内障」、うまれつきの「発達緑内障」があります。

原発緑内障は、さらに二つに分かれます。

・開放隅角緑内障
・閉塞隅角緑内障

開放隅角緑内障は、角膜と虹彩のあいだの「隅角」は広がっていますが、房水の排出口が詰まっているために、房水が出づらくなって、眼圧が上がる症状です。

あるいは前述したように、正常の眼圧で視神経が傷害される「正常眼圧緑内障」も、このタイプです。

開放隅角緑内障は、自覚症状もなく慢性的に進行していきます。
そのため気づいたときには、末期にまで来ていたということが多くなります。そのため緑内障は、中途失明率でナンバーワンになっているのです。

もういっぽうの閉塞隅角緑内障は、隅角が狭いために眼圧が上がる症状。
このタイプは、急性の緑内障を引きおこす可能性があるため、危険です。そのため緊急に手術が必要です。

閉塞隅角緑内障の手術は、虹彩に穴をあける「レーザー虹彩切開術」を行ないます。これによって、房水の通り道をつくるのです。房水の排出口が詰まっていなければ、これで眼圧は下がっていきます。

白内障の原因とは?

 白内障の原因は何でしょうか?

白内障とは、もともと透明なレンズ系が白くにごる目の病気です。
白くにごるということは、規則的な配列がくずれた状態といえます。本来の形を維持できなくなったわけです。水晶体の組織は、ミクロの目で見ると、規則的に配列しています。このために透明なのです。この配列が乱れると、白くにごることになります。

水晶体が白くにごる原因として考えられるものに、細胞の酸化変性があります。これは細胞の酸化であり、日焼けと一緒です。体内に摂り入れた酸素が、凶暴に変化して自分の体を攻撃してしまうのです。これを防ぐために、体には抗酸化酵素というものがそなわって、活性酸素から守ってくれています。あるいは、抗酸化物質というものを食事から取り入れているのです。

目は酸化しやすい器官です。
そのため目の内部には、ルテインやビタミンCなど、多くの抗酸化物質がたくわえられてます。ところが以下のような理由により、目のなかの抗酸化物質は減少します。

・加齢
・紫外線
・摂取量の減少
・喫煙、ストレス

加齢とともに、体内でつくられる抗酸化酵素が減少します。
そのため水晶体が酸化変性しやすくなり、白内障になると考えられます。

紫外線を浴びても、活性酸素が発生します。
肌の日焼けも、酸化変性の一種です。水晶体も長年、紫外線をあびていると、酸化変性をおこし、白くにごると考えられます。

抗酸化物質の摂取が少ないと、白内障の原因になります。
ルテインやビタミンCは緑黄色野菜や果物に多く含まれているので、こういった摂取が少ない人は、目のなかの抗酸化物質の貯蔵量が減少。そのため、目が酸化変性しやすくなると考えられます。

喫煙やストレスがあっても、抗酸化物質は使われていきます。
そのため、こういった人は、通常の人よりも目のなかの抗酸化物質の貯蔵量が少なくなり、白内障の原因になると考えられるのです。

そのほか近視性の白内障というものがあります。
近視の人は、白内障にかかりやすいというわけです。

先天性の白内障というものがあります。
これは遺伝によります。乳幼児がこの状態で生まれてくると、視機能の発達を妨げてしまい、「視性刺激遮断弱視」を発症します。そのため緊急手術が必要になります。

白内障の手術とは?

 白内障は、ほかの目の病気とは異なり、手術によって視力を回復できる眼病です。

それは水晶体という独立した組織になっているため、取り出しやすく、交換しやすいためです。網膜の場合、傷んだ網膜を取り出して、新しいものを移植するわけにはいきません。目の奥深くの内部にあるからです。

しかし水晶体は、目の前面にあり、かつひとつのパーツ(個体)を形成しているので、すぐ取り出せるのです。

白内障の手術で、現在の主流となっているものは、「水晶体超音波乳化吸引術」といわれるもの。これはその名のごとく、水晶体を超音波で砕いて乳化し、それを吸引して取り出す手術です。そのあとに眼内レンズを挿入するのです。

人工の眼内レンズは、従来は遠近調節ができませんでしたが、現在は遠近調節が可能な眼内レンズが登場しています。

そのため近視や老眼の人が白内障の手術を受けた場合、白内障と同時に近視や老眼も治すことができます。かといって、水晶体が透明で健全なのに、わざわざ水晶体を摘出する人は、めったにいないでしょう。これは白内障を治すさいの、副産物といえます。

もし近視の人が眼内レンズで視力回復したい場合は、フェイキックIOLという手段があります。これは「有水晶体眼内レンズ」ともいいます。つまり健全な水晶体を温存して残したまま、その上に人工の眼内レンズを入れるのです。こうすれば水晶体を取り出さずに、近視を矯正することができます。

さて白内障の手術は、日帰りで受けることができます。10分から30分程度で終了します。
いまでは白内障の手術は安全なものなので、気軽に受けることができるようになっています。手術を受ける時期は、日常が不便になってきたとき。たとえば車の運転をする人なら、視力0.7を切ったら、白内障の手術をうけるというスタンスです。

白内障の手術をうけると、角膜内皮細胞が減少します。
これは5層構造になっている角膜の最下層にある細胞で、いったん死滅すると二度と復活しない貴重なものです。あまりに減少すると、角膜が白くにごる可能性があります。コンタクトレンズを装用してきた人は、角膜内皮細胞が少ない傾向にあるので、白内障の手術によって、さらに減少する可能性があります。


白内障とは?

 白内障とは、水晶体が白くにごって、ぼやけて見える目の病気です。

本来、レンズ系の水晶体は透明なもの。
そのために外から入ってきた光が、邪魔されずに網膜にまで届くわけです。

ところが水晶体が白くにごってしまうと、あたかもすりガラスをとおして、外の景色を見るようになってしまいます。

これは同じレンズ系である角膜でも、同様です。
角膜に傷がついて角膜潰瘍になったり、細菌が感染したりすると、角膜が白くにごって視力が低下することがあります。この場合は、白くにごった角膜は元には戻りませんから、角膜移植が必要になります。

水晶体でも、いったん白くにごると、新しいものと交換するしか、視力回復の道はなくなります。いわゆる白内障の手術です。白内障の手術では、白くにごった水晶体を取り出した上で、人工の眼内レンズを挿入します。今では遠近調節ができるレンズが主流なので、白内障が治ると同時に、近視や老眼も回復させることができます。

白内障において水晶体が白くにごるのは、水晶体の酸化変性が原因であるといわれています。また水晶体の新陳代謝の仕方にも要因があります。水晶体は、古い細胞は内部に押し込められていくので、どうしても中心部に栄養がいかなくなり、酸化変性を起こしやすくなるのです。

目の病気と視力の低下

 いったん目の病気にかかって視力が低下すると、もとの視力に回復させることは困難です。

ただし白内障だけは別です。
白内障は、手術をすれば視力を回復させることができます。

また、ものもらいや結膜炎などは、そのそも視力とは関係ないので、ここでは省きます。

目の病気が原因となる視力低下は、近視などの屈折異常とは異なります。
目の屈折が原因ではないので、メガネやコンタクトレンズを装用したとしても、視力は回復しません。

たとえば白内障は、本来透明な水晶体が、白くにごった眼病。
そのため、たとえメガネをかけても、視力は回復しません。冒頭で述べたように、白内障の手術をするしか、視力回復の道はないのです。

そのほか糖尿病網膜症では、眼底出血を起こし、網膜の前が血液で覆われますから、当然視界がじゃまになり、視力が低下します。これは屈折が原因の視力低下ではないわけです。そのためメガネをかけても、視力は回復しません。

緑内障では、視神経が死滅するために、視野が欠けていきます。
一旦欠けた視野にかんしては、メガネをかけたところで、当然もとには戻らないのです。

以上の目の病気は、メガネやコンタクトレンズだけではなく、レーシック手術でも同様です。レーシックでは、手術前に検査が行なわれますが、そのさい眼病の有無をチェックします。このとき緑内障や糖尿病網膜症などの目の病気が発見されれば、レーシック手術は中止になります。

目の病気の治療のほうが緊急度が高いですし、レーシック手術を受けたとしても、視力が出ないためです。

目の病気は気づきづらい

 目の病気は、重症なものほど気づきづらいという特徴があります。

目には、万が一に備えて二つの眼球があります。
これは目というものは、外界からの重要な情報源であり、万が一に備えて予備としての意味があるわけです。

外界からの重要な情報源であるために、目に少々の不具合があっても、補正してしまいます。不具合を、できるだけ感じなくさせるのです。

これが、たとえば「ものもらい」や結膜炎なら、とくに「ものを見る」ということに関しては、あまり関係がありません。ものを見るというのは、眼球で言えば、角膜から網膜の中心部のライン上がたいせつだからです。

ものもらいは、まぶたの異常ですし、結膜炎は白目部分の異常なので、とくに「ものを見る」ということに関しては、邪魔にならないので、緊急性が低いのです。そのため不具合や痛みとして、さかんに訴えるわけです。

ところが、「ものを見る」こことに関係している目の病気の場合は、できるだけ目が私たちに知らせないように、隠します。目や脳が自分たちの力だけで、こっそりと解決しようとするのです。

そのため、たとえば緑内障では、片目にそうとうの視野の欠けがあったとしても、両眼視機能が修正してしまい、異常を感じなくさせます。

糖尿病網膜症では、眼底に出血があっても、網膜の中心部が覆われなければ気づきません。

その点、白内障は水晶体が白くにごってくると、多少はわかります。
これは、多少白くにごっても見えるため、緊急度が低いため。白内障で失明することはないのです。また手術をすれば、視力を回復させることが可能です。

以上のように、失明につながる重大な病気ほど、目と脳は修正してしまうという特性があります。


目の病気を解説

 「目の病気・対策室」へようこそ!

当サイトでは、目の病気の症状や原因、対策法、治療法などを解説していきます。

目の病気には、白内障や緑内障、黄斑変性症、糖尿病網膜症などがあります。いずれも放っておくと、失明しかねない眼病です。

ところが失明につながるような目の病気ほど、自覚症状にとぼしいという特徴があります。
それは人間の目は、中心視野に異常がないと気づかないことがひとつ。もうひとつは、両眼視機能が片目の不具合を修正してしまうためです。

当サイトが、みなさまの目の病気を予防し、目を良くするためにお役に立てれば幸いです。

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